“やあ 小さな仲間たち”(1) 石亀泰郎
花の咲いた野原の真ん中で休んでいると、遠くから子どもがやってきた。よたよたと歩きながら、ふと立ち止まって花をつむ。また立ち止まって花を眺め、今度はゆっくり唇を突き出して匂いをかぐ。子どもはのんびり、のんびり、通り過ぎていく。
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