“やあ 小さな仲間たち”(12) 石亀泰郎
「きっと石が温かいのね」母親が笑う。「いや、いや、人生を考えている」父親がいたずらっぽい目つきで反対する。ぼくは子どもが自然の大きなもの、樹や石や土に身体をうずめている光景によく出会ったことを思い出している。
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